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スチームボーイ

 『スチームボーイ』を観た。

 舞台は近代のヨーロッパ。蒸気装置による科学の発達がめまぐるしい時代。発明家のスチム親子はある実験に成功し蒸気の塊であるスチームボールを完成させた。しかし、この発明の危険性を知ったロイドはスチームボールを持って逃走する。イギリスでは孫であるレイが発明に明け暮れていた。そんなレイの元にロイドからスチームボールが送られてくる。このスチームボールをめぐり、謎の組織との熾烈な争奪戦が繰り広げられる。

 シンプルな冒険活劇。もともとスチームパンクの世界観は個人的に好きだ。近代の蒸気機関が発達した世界に錬金術や魔術といった荒唐無稽さをプラスしたファンタジーな世界。『ワイルド・ワイルド・ウエスト』や『スリーピー・ホロウ』が近い世界観を持っている(『スリーピー・ホロウ』は時代がかなりさかのぼるけどオカルト的な要素があってる)。そこには発展を夢に見ながら冒険や発明に身を投じていく姿もあれば暗黒面に身を投じる姿もあり、良くも悪くも欲に溺れる人間くささと爽快な冒険譚が入り混じる。この『スチームボーイ』では魔術なんてものはさすがに出てこないが蒸気を使った様々な発明品が登場する。例えば、主人公レイが乗る1輪自走車なんてのも独創的で面白い。
 さて、ストーリー自体はいたってシンプルなのだがストーリーにしてもテーマ性にしても真新しさが感じられないのがちょっと惜しいところスチームパンクの世界観は発明品の荒唐無稽さとあいまっていい感じだったんですがそれだけではちょっと消化不良です。ただ、ラストに蒸気装置と人の欲の果て『スチーム城』が完成した姿は圧巻!むしろこの姿を描くためにこの映画を作ったのでは?と思わずにいられない。ここだけは凄いシーンでした。(★★★)

スチームボーイ公式サイト
STEAMBOY BLOG

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