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最近読んだ本

 誰かさんに触発されて、久しぶりにプチレビュー。

0509051

『世にも美しい数学入門』 藤原 正彦、小川 洋子 著

 お茶の水大学の現役数学教授である藤原正彦さんと『博士の愛した数式』を書いた小川洋子さんの対談集。藤原正彦さんはエッセイストでもあって、学生時代の留学経験をつづった『若き数学者のアメリカ』はオススメ。この本を読んでから生き方に感銘を受けて思わず他の数冊のエッセイにもすべて読んだ。
 さて、本書は小難しいと苦手意識が先走る数学についてを噛み砕いて詩的に紹介している。
 学生時代にニガテ教科で卒業してから数学のすの字も相手にしてない人には、また違った角度で数学の楽しさが見えてくる良書。

0509052

『僕のなかの壊れていない部分』 白石一文 著

 タイトルと微妙なジャケットを見て思わず買った本。
 中年の男が女性3人と関係を持ちながら人生について自問自答すると言った内容。主人公ははっきり言ってやな性格で、哲学的なのか屁理屈なのかさっぱりわからない。生き方への共感もまったくわかないが、世の中や人生に対する価値観とか人と人とのつながり方だとか、都会で暮らしながらふと湧き上がる何かを触発されるエッセンスが詰まっていると思う。
 現在、この人のデビュー作『一瞬の光』を読書中。これも結構面白い。

0509054
『スローグッドバイ』 石田衣良 著

 いろいろなシチュエーションで始まる恋話がまんさいな一冊。ただ、一話一話が短編なだけにちょっと話がさっぱりしてて、釈然としなかったり...。一編一編が長編にできそうなニッチなストーリーな感じがしただけに中盤に息切れした。でも、最後の短編、「スローグッドバイ」を読むとすべての短編がびしっと引き締まる感じがしてまんざらでもなかったかな。

0509053
『精霊流し』 さだまさし 著

 歌手さだまさしの自伝的な小説。子供時代、学生時代、ミュージシャン時代と様々な時の自分と時代と周囲の人たちを振り返る。そして、全ては故郷の長崎とお盆の精霊流しへと回帰していく。琴線に触れるエピソード集ばかり、涙なしでは読めない。
 次は『解夏』でも読もうかな。

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